途中式の手を抜かない
2025年09月17日
今回の「中間テスト」、中1は、文字の式の計算、1次方程式、中3は2次方程式が範囲です。
やり方を教えてできるようになってくると、途中式を書かないで暗算でやろうとすることがあります。
「やり方も分かったから、面倒だから、暗算で・・・」
みたいな感覚なんでしょうけど、結構間違えます。完全に定着すれば、暗算でもできるのですけど、まだ定着していない段階では、きちんと途中式を書かなければなりません。
いつも言っていますが、一番重要なのは、基礎基本です。これが100%いつでもできるようにしておかないと、その応用、発展問題は、解けるようにはなりません。
基礎基本で手抜きはダメです。
解法の丸暗記は意味なし
2025年09月16日
高校生の数学。
テストが近いからか、質問が多い。
とはいえ、質問に持ってくる問題は、ほぼ皆同じ。
「〇〇〇で場合分けするんだと思いますが、そこから先が分かりません」
で、だいたいこういう場合には、「〇〇〇で場合分けする」理由が分かってなくて、解けなくなっている場合が多い。
しかも、その「〇〇〇で場合分けする」というのは、誰に教えてもらったのか、どこから聞いてきたのか知らないが、おそらく解法の丸暗記。「〇〇〇で場合分けする」というのは、間違っていないし、そういう風にして解くけれども、その理由が分かっていない。 (ちなみに、私自身は、最初から「〇〇〇で場合分けする」という風には教えない。どうして場合分けしないといけないのか、するとしたら、どこで場合分けするのかを様々な例を出して考えさせ、その結果として、「○○○で場合分け」が必要、と教える)
答を手っ取り早く出したいのだろうけれども、入試レベルになると、解法の丸暗記で対応できるようなものではない。
時間はかかるけれども、教科書レベルを学習する段階から自分で考えることが大切。
丸暗記で、定期テストはクリアーできたとしても、範囲の広い模試や入試では、痛い目に合う。目先のことを考えるのではなく、もっとずっと先のことを考えるべきである。
愛読書は教科書!
2025年09月15日
「愛読書は教科書!」といえるくらいまで、教科書は読み込むべき。社会、理科系は特に。そこに重要な事項は詰まっている。
高校入試の場合、教科書に基づいて出題されるからなおさら重要。英語の単語も熟語も構文も、教科書に載っているものから出題される。それらに関していえば、教科書をやっていれば解ける。 市販されている問題集は、一般的な問題を載せているから、実は、高校入試対策には、完璧なものではない。英語が苦手なら、もう一度中1からの教科書内容を復習するのがベスト。
理科や社会は、実験や観察の手順、資料や地図、年表も重要。隅々まで見ておくことが大切。
例年、成績上位生は、教科書を重要視して勉強しています!!
日々の学習に勝るものなし
2025年09月11日
これまで書いてきたことからも分かると思いますが、TOP進学教室は、日々の継続した学習を最も重視しています。テスト前の学習はもちろん必要ですし、大切ですが、日々の継続した学習があって初めて成果が出ます。
普段あまり勉強せずに、テスト前に集中して勉強して成果が出ることもあります。特に、小学校、中学校なら、そうした勉強でどうにかなる場合もあります。ですが、国公立大、難関私大を目指す高校においては、そのような勉強では、授業についていくことすらできないでしょう。
ですから、小学生、中学生の時から、日々の継続した学習の重要性を説いています。小中の段階で、日々の継続した学習に取り組めるようになっていれば、高校生になっても、それを継続すればいいのです。
定期テスト前の過去問演習といった、その場だけをどうにか切り抜けるためだけの指導は行っていません。定期テストなら、日々の継続した学習を行っていれば、得点できます。また、定期テストの過去問に頼ることによって、日々の学習が軽視されがちになり、結局、実力は尽きません。「診断テスト」の点数が思うように取れない場合には、これまでの日々の学習状況を振り返ってみてください。「定期テスト前のみ」の勉強であったとすれば、それが得点できない原因です。
他人の点数は変えられない
2025年09月10日
中3生の「診断テスト」の結果が順次返ってきています。
成績が判明して、「友達に負けた」とか感じる教科もあるかもしれません。でも、そんな想いは無駄ですね。
友達が何点とろうと、その点数は、自分と関係ないし、変えることもできません。できるのは、自分の点数を上げること
のみ。
今回の結果が、良かった場合には、さらに向上策を。 良くなかった場合には、もう一度すべての問題の間違いの原因を書き出すこと。 動き出すのは、今すぐ! です。
受験生に告ぐ
2025年09月09日
中3、高3生は、部活も終わって、塾での受験勉強真っ只中ですが、1つ忠告。
塾で勉強してるからといって、それで満足してるようではダメ。夕食後勉強してることは受験生なら当たり前のこと。他の受験生は皆やってる。時間数(勉強時間)だけが大切だとは思わないが、合格者の中に入ろうと思ったら、競争もあるわけだから、勉強量も必要。だから、放課後の時間こそ大切。これまで部活に費やしていた時間。もし、それを勉強時間に回せていない人がいたなら、もう第一志望はあきらめたほうがよい。自覚が足りない。世の中、そんなに甘くはない。
診断テスト
2025年09月04日
今日は、中3生の「診断テスト」でした。
今回からは、中2の学習範囲も加わったので、当然のことながら、第1回よりは問題も難しくなっています。例年、第2回、第3回「診断テスト」が終わったころに、「思ったよりも点数が取れないので、どうしたらよいか?」というような新規の方の問い合わせが増えます。それも、出題範囲が広くなり、難しくなっているからでしょう。
明日から順次答案や成績も返却されるでしょうが、大事なことは、何点取れたか、ではなく、夏休み中に勉強した成果が出たかどうか、思うように出ていなかったのであれば、どこが良くなかったのか、ということを分析して、10月の第3回に向けて、勉強の方針、計画を立てることです。
また、校内順位に満足するのではなく、より高得点を目指して、勉強することが大切です。「〇〇点取ったら合格できる」という巷の噂は、あくまでも過去のものです。今年がどうなるかは分かりません。間違いなく言えることは、「募集定員内に入れば合格する」ということ。より高みを目指すことが大切です。
第3回は、10月初旬にあります。9月下旬には、「中間テスト」もあり、その勉強も必要なので、「診断テスト」向けの勉強にすべての時間を割くわけにはいきません。テスト日程を考えて、いつまでに何を勉強すべきかを考えたほうがいいでしょう。
TOP進学教室の「中3特別選抜コース」は、「診断テスト」「入試」に特化したコースです。高松高校、高松一高、三木(文理)等の志望者対象で、210点以上得点できるように指導しています(現在満席です)。お問い合わせの方は、こちらから
成績最上位層の共通点
2025年09月03日
成績最上位層について、共通点を挙げておきます。
① 成績最上位生は、教科書をよく読んでいる。これまで何十人も、1位の塾生がいましたが、例外なく「教科書好き」です。テスト前には、眺めています。一通り勉強が終わって総仕上げに使っています。もちろん、最後にだけ使ってるわけではありません。
② 100点を取れるくらい勉強を極めると、テストを受けるのが楽しくなる。出題者が、どこで引っ掛けようとしているのかが分かるようになる。塾でのテスト中にも、解きながらニヤニヤして、ウンウンうなずいているのはその証拠。
③ 成績最上位層は、ノート整理ばかりに時間をかけていない。カラフルで綺麗というよりも、むしろ見た目で分かりやすいシンプルなノートにしている。その都度、気づいたことはどんどん書き込んでいるイメージ。だから、筆箱には必要最低限のものしか入っていない。めったに使わない色のペンとかは入っていない。消しゴムも、よく消えるものを使っていて、長方形型。小さく丸くなってはいない。また、下敷きを愛用している。
④ 成績最上位層は、「なぜそうなるのか?」をよく考えている。丸暗記ではないので、「解法を忘れて解けない」ということが少ない。
⑤ 成績最上位層は、集中力がすごい。一気にさっと、ものすごいスピードで取り組める。
⑥ プリント類は整理できている。整理できていない場合もまれにあるが、どこにどのプリントが入っているかは把握していて、すぐに取り出すことが可能。
⑦ 学校の教科書でどこまで習ったかを把握している。「今日は学校で〇〇ページまで習いました」と、具体的な数字を言える場合も多い。
⑧ 休み時間は、きっちり休む。
⑨ きちんと敬語を使える。「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」、「有難うございました」が、普通に言える。使い慣れている。
⑩ 靴を脱いだときに、きちんと揃えている。次に来る人のことを考えて、詰めて置いている。
⑪ 学校の制服を正しく着用している。
⑫ 忘れ物がない。
⑬ 姿勢が正しい。椅子に座ったときに、背筋が伸びている。鉛筆の握り方が正しい。
⑭ わからないところは、納得いくまで調べたり、質問したりして解決する。
⑮ 生きたい高校、大学が明確に決まっている。将来の職業とか夢が、具体的である。
⑯ 丸付けに使う赤ペンの色は、普通の「赤」である。(ピンクとかではない)
⑰ 自分が集中して勉強に取り組める時間帯、場所がある。
⑱ 部活や生徒会、他の習い事などで、結構忙しい。
⑲ 提出すべき物は、期限までに遅れることなく提出する。いや、むしろかなり早く提出する。
⑳ 上記のことは、特別なことではなく当たり前のことだと思っている。
中3・高3受験生の放課後の時間
2025年09月02日
塾を始めて30数年、ず~っと受験生に言っていることですが、
「部活がなくなったら、放課後(夕方)の時間の使い方が大切! 合否を決める!」
と。
これまで部活に取られていた時間がなくなり、自由に使えるようになったのですから、それを勉強時間に回すのが合格への王道。
ですが、学校の授業が終わって帰宅したら、実は思うように勉強できない受験生が多いのが現実。
「暑いからちょっと涼んでから勉強…と思ってたら、そのまま寝てしまった」
「ちょっとだけスマホを…と思ってたのに、気が付いたら、あっという間に時間が経ってた」
というのはよく聞く話です。計画的に取り組める人は、それで構わないのですが、そうはいかない人はやはり、自分任せは危険です。
ということで、例年、放課後に自習室に来ることを推奨しています。一旦帰宅してからでもいいですし、高3生なら学校帰りに結構来ています。一旦帰宅する場合では、帰宅したらすぐに塾に来ることです。「ちょっと休憩・・・」これは禁物です。上と同じになってしまいます。
昨日も今日も受験生は放課後に来ていましたが、来る時間にもよりますが、夕食までに3時間程度の学習ができます!
放課後(夕方)に勉強しないなら、部活をやってる時と、勉強開始時刻は変わらないです。つまり、以前と勉強時間は変わらないということで、部活がなくなって時間ができた意味がありません。
中3生は、夏休み前まで部活があった場合が多いので、この9月第1週にどう取り組めるか、です。
突き抜ける
2025年08月27日
スポーツ界やまたその他の分野でも、中学生、高校生が活躍しています。彼ら、彼女らに共通してるのは、その分野では、「突き抜けている」ことですね。大人にも勝てるのです。
おそらく、そのレベルまで到達するには、厳しい練習やトレーニングがあったことでしょう。それがあるから、現在の活躍があるのです。
勉強も同じで、あるレベルを超えてしまうと、一気に勉強が楽に、そして楽しくなってきます。例えば、テストでも、出題者の出題の意図が見えてきます。「あっ、ここで引っ掛けてきたな。」とか、「この単語の2つの意味でミスをさせようとしてるな」とか・・・。そこまでのレベルに達すると、成績も一気に全国でも上位に・・・。
でも、スポーツ界に比べたら、勉強の世界で活躍するのは容易です。オリンピックに行けるのは、どのスポーツでも数名でしょうが、東大なら毎年3000名合格できます。もっと幅を広げて、国立大学なら毎年約10万人。同じ学年の生徒10人に1人は到達できるのです。 勉強で、「突き抜ける」のは、そんなに難しくありません・・・。