塾長の授業日誌

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「共通テスト数ⅠA」は、記述式問題の出題なしでも70分のまま

2020年01月29日

 「共通テスト」の国語と数学の記述式問題が出題されないことは、先月に決まっていましたが、変更後の試験時間は未定でした。本日公表になり、

 

 国語100分 予定 ⇒ 80分 (センター試験と変わらず)

 

 数ⅠA70分 予定 ⇒ 70分 (当初の予定通り)

 

となりました。

 

 国語は、記述式の出題がなくなったので、現行のセンター試験と同じ80分です。

 

 数ⅠAですが、記述式の出題はなくなったのですが、記述式出題があると予定されていた場合の70分と時間は変わっていません。これは、おそらく、記述式ではなくなったのでマーク式にはなるけれども、「共通テスト試行問題」のようにかなり長い文を読ませて答えさせる出題をする、ということなのではないかと推測します。

 

 先日も記事に書きましたが、「問題文を読解させて、思考させて、判断させる」出題になる、ということです。本当はそれにプラスして、「表現力」を記述式で採点したかったのでしょうけど、それは見送りになりました。数学なんですけど、国語力勝負になってくるのではないかと予想します。

 

 先日も書いたように、国語力を強化させるというTOP進学教室の方針に間違いはなかったように思います。


「これは自信ある」という参考書、問題集をつくる

2020年01月28日

 大学受験の場合、どの教科も、「これはやりきった」「これは自信ある」という参考書、問題集を各教科1冊ずつ作るべきである。基礎力も定着していないのに、あれもこれもやるのは時間の無駄だし、力はつかない。

 大学受験生の質問に答えているとき、「これ4STEPに同じような問題が載ってる」とか、「構文150に載ってる例文とほぼ同じ」と、塾生に指摘することがある。まあ、そのくらい典型的な問題でも定着していないこともそれなりにある。つまり、教科書で習った高1、高2時点での理解があやふやだし、「4STEP」とか、「構文150」の内容が定着していないのである。だから、そういう場合には、再度その参考書、問題集に戻って、確認するように伝えている。

 

 大学受験であっても、最終的には、参考書や問題集に載っている内容を使って解くことになるので、高1、高2時の基礎力は何よりも大切である。


語彙力の差

2020年01月27日

 中学生の個々の語彙力の差は、かなりあります。これは、25年以上もの間、生徒を指導してきて毎年感じます。25年前よりも、最近になればなるほど感じます。テレビとか、ゲームとか、スマホとか、まあいろいろ原因は推測はできますが、私が思うには、家庭での語彙力の差だと思います。

 

 小学校や中学校の授業では同じ教科書、教材を用いて指導します。一斉授業ですから、学校の先生の話す内容もクラス全員同じものを聞くわけです。となると、学校の授業では差がなく、あるとすれば、学校内での友達同士の会話、部活内での活動、といったところでしょうか? 友人の話す語彙力が豊富であると、それに引きずられて語彙力も豊かになるかもしれません。

 

 学校外となると、家庭にいる時間になりますが、その時間での差が大きいのではないかと思います。例えば、家族全体の習慣として文字に親しむ時間がある、例えば読書とか新聞の記事について話すとかですかね。また、テレビを見るにしても、その内容について家族で話すことがあれば、語彙力は増えると思います。ただ、「楽しい」とか「面白い」とか、そういった語の会話ではなく、主語、述語の伴った会話、相手の意見を引き出すような会話、そうしたものは大事に思います。

 

 また、よくわからない語句が出てきたときに、辞書等で調べるかどうかも大きく影響してるように感じます。自習室にも、各種辞書は置いてますが、辞書を引いて調べる習慣のある場合には、語彙力はある場合がほとんどです。

 

 これだけではないとは思いますが、語彙力の差があるのは確かで、これが今後の読解力思考力表現力重視の入試には大きく影響してくるものと感じます。


2020年度の授業から、さらにレベルを上げます。特に国語!

2020年01月26日

 2020年度の授業案内はまだ掲載していませんが、小学部、中学部、高校部共に、指導のレベルを引き上げます。使用する教材のレベルを上げ、また、使用するテキストの分量も増やします。これは、今後の入試問題の出題傾向、また、小学校の教科書改訂に対応させるためです。

 中学生では、「定期テスト」は教科書レベルの指導で事足りていますが、今後は、入試問題も難化が予想されるため、国語の読解力を伸ばせるように指導内容をレベルアップさせます。なぜ国語かというと、最近の思考力判断力表現力重視の全国的な出題傾向からすると、問題文を的確に読み取り判断する力が重要であるからです。香川県の高校入試問題は、多少はその傾向がみられる問題もありますが、まだまだ思考力判断力表現力を重視している出題傾向にはなっていません。ですが、近々傾向は大きく変わると予想するので、そうした指導内容のレベルアップを行うのです。

 すべての基本は、国語です。


第1志望を受ける

2020年01月25日

 私は、基本的には、第一志望は受験すべき、と思います。

 

 極端に合格レベルとかけ離れている場合は別ですが、可能性があるなら受験すべきです。まあ、これまで第一志望を目指して勉強してきたわけですから。合格すればそれでもちろんよし、仮に不合格でも、周りのライバルに勝てなかった、という事実はあるのですから、納得できると思うのですね。一番良くないのは、「あの時受けておけばよかった・・・」と後悔すること。こればかりはどうにもなりません。受けておけば、そうしたことは起こりません。入試は受験者全員が100%合格するわけではありませんから、滑り止めなりそうした準備はもちろん必要ですが、そうした準備をしたうえで、第一志望は受験すべきでしょう。

 

 私の進路指導方針はそういう考えなので、第一志望の受験をやめて、合格できそうなところを安易にすすめることは、まずありません。

 


授業開始前に全員揃っている

2020年01月24日

 現中3生の凄いところは、授業開始前に全員揃っていることである。部活の都合とか、通院の都合とか、そんなのは事前に分かっているので、それは除くとして。

 送迎で来る場合なら、信号待ちが度重なって遅れるということもあるとは思うのだが、それもない。それだけ余裕を持って出発しているということだと思う。保護者の方のご協力には感謝しなければならないと思っている。

 

 遅刻者なしにスタートできるから、遅刻者に気を遣う必要もないので、どんどん授業進行できる。こうした点も、成績向上につながっているのだと思う。


「テスト前だけ勉強する」のは間違っている

2020年01月23日

 数日前の日誌に、「定期テストの過去問指導はしません」 と書きました。 はい、やってません。

 

過去問指導なんてしなくても、日々の勉強を積み重ねれば、「定期テスト」なんて、楽にクリアできるはずです。そもそも、「定期テスト」は日頃の学習成果を確認するためのもので、範囲も決まっていますし、極端に難しい問題はありません(あっても、少し)。ですから、日々の予復習、宿題をきちんとやっていけば、そんなに困ることはないのです。おそらく、困ってる人がたどり着くのが「過去問」なのですが、まさに出た問題なので、効率よく学習はできて、テスト本番でも高得点は期待できるでしょうが、それは一過性です。範囲の広い、いや、範囲がない模試では、日頃勉強をしている人には勝てないでしょう。日々の継続した学習に勝るものはありません。

 

 日頃の継続した学習の重要性を知ってもらうためにも、「定期テストの過去問指導」はしていません。

 

 


練習の段階でどんどん間違うべし

2020年01月22日

 TOP進学教室は、「個別演習型指導」。問題演習が多いわけですが、最初から解法すべてを教えるわけではありません。基本から初めて、個々に、少しづつ問題レベルを上げていきます。うまくいけばすべて理解できて、解けるわけですが、中には、そうはいかない問題に遭遇することもあります。その時に、自分の頭で考えてもらって、それでも分からないときには少しづつヒントを与えます。最初から、「こんな時はこうする」みたいな裏技みたいなことは教えません。だって、テストや入試の時には、裏技を教えてくれる人はいなくて、自分の頭で考えないといけないのですから。

 

 いろいろ考えてきて、採点したら間違ってることもあります。でも、それでいいのです。「考える」ことに意義があります。その過程を見れば、どういう考えで解こうとしたのかは分かりますので、こちらも指導しやすいですし、どうやれば正解に至るかも指導しやすいのです。

 

 間違ったものこそ、実はよく覚えていて、後々につながっていきます。間違ってもいいし、失敗してもいいのです、練習の段階では。


模試の解説集

2020年01月21日

 中学生なら「診断テスト」、「香統模試」、「名門模試」。 高校生なら「校外模試」。

これらの復習はきちんとするべきである。一番いけないのは、結果だけ見て、「良かった、悪かった」と口先だけの反省。

 

 設問ごとの解説はもちろん載っているし、「診断テスト」では参照すべき教科書のページまで載っている。これは活用すべき。また、記述問題や作文であれば、採点基準も載っている。自分の記述答案がどこで減点されているかも分かるので、そこは確認すべきである。

 

 高校生の「校外模試」になると、もっとすごい。出題した問題の解説のみならず、もちろん別解も載っているし、類題や覚えるべき要点もまとめてくれている。模試というのは、出題されやすい問題を出題しているので、一番ポイントをついた問題集と考えるべきである。高校生なら分かると思うが、「解説集」は厚さ1cmくらいの冊子になってて、製本しないといけないレベルの分量なのである。それだけのものを活用しないわけにはいかない。

 

 どの学年も、1月、2月はテスト、模試が多い。ぜひ解説集を使って勉強してもらいたい。


自己採点

2020年01月20日

 「センター試験」の自己採点結果を高3生から報告を受けました。大事なのは、今から、です。

 

 2、3日以内に「センターリサーチ」の結果も出て、合格可能性の判定も出ます。ですが、それまでの2,3日であっても、2次試験に向けた対策は手抜きできません。もともと2次試験まで30日余りしかないわけです。その2、3日って結構大きな割合です。10%くらいはあるわけです。ですから、いろいろ考えることはあるとは思いますが、2次対策に全力を尽くすべきです。

 

 また、「センター」の結果ですべて決まるわけではありません。2次試験の出来次第で、合否は決まります。「センター」が良かったからといって油断はできないし、悪かったからといって諦めてもいけない。

 

 日々の取り組みが大切です!


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