塾長の授業日誌

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英語は予習が命

2011年06月28日

「高校生の英語は予習が命」、ということは、新高1生には、高校入学当初に伝えた。

特に、大学進学を目指しているなら、学校の英語の授業は、「分からないところありますか? なければ先に進めますよ。」 みたいな先生は多いと思う。これは不親切に思うかもしれないけど、実は、効率よく学習を進めるための指導法。私は、この指導法を支持しているし、塾の指導でも、中3の入試対策コース「ハイレベル」もこの方式。分かるところを説明する時間は無駄なので、それを先の内容を指導する時間に充てた方が効率がよい。

「分からないところありますか?」と言われて、分からないところがあれば質問すればよい。そのためには、予習が必要。先生に指名されないからといって、予習の手を抜いてしまうと、英語の力はあっという間に落ちる。

予習で分からないところがあっても構わない。というか、あるのが普通。ないのなら、その段階での学習内容は理解していることになるが、まあそんなことはないだろう・・・。「分かる」ところと「分からない」ところを予習の段階で仕分けるのが、予習の役目。そして、授業では、その分からないところを中心に聞けばよい。

ノートをとるのに一生懸命で、授業で何をやってるのかわからないまま終わる、という相談も受けるが、おそらく予習が足りないのだと思う。予習が不十分ので、全部の説明や板書を書かなければならなくなっているのだろう。

「教科書の内容は、どうせ模試や入試に出ないから・・・。」と、予習の手を抜くのも間違い。予習をする段階で、未修の単語の意味を前後から推測する能力を養えるし、構文をとる練習もできる。結局は、模試や入試につながる勉強なのである。

だから、「教科書ガイド」など、自らの能力を引き下げるような代物を使うのはおすすめしない。


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