夏の成績アップ実例 ①
2012年07月11日
「夏期講習」も近づき、塾生の意識も「夏期講習」に向けて高まってきました。高1、高2、高3生の「サテライン」受講の申
し込みも一気に増えてきました。高3生はもちろん申込みがありますが、高1・高2生も多くなっています。そのほか、「化
学の参考書や問題集でお薦めのものはありますか?」とか、「オープンキャンパスの申し込みをしました」とか、前向き
な姿勢がみられて、うれしく思っています。高1、高2生の「英単語テスト」でも、通常の範囲の4倍以上取り組む「ハイパ
ー」や、2倍の「ダブル」の申込みが多く、「これまで通り」の方が少ないです。時間の余裕度を考えれば、当然かもしれま
せん。
さて、今回からシリーズです。過去に私が指導してきた塾生の中から、成績上昇の例を挙げていきたいと思います。単
に成績が上がっただけではなく、その理由も挙げていきます。
初回は、今から10年前くらいの生徒です。この日記にも過去に何回か登場しています。
彼は、本当に頑張り屋でした。了承を得ているので、書きますが、中学校時代の成績は、悪かったときは平均以下でし
た。それが、2年間かけて上位になりました。部活もやっていました。部活引退後の、中3の夏休みは、塾が開いてから閉
まるまで、授業か、自習で、塾で勉強していました。いわゆる「塾に住んでいる」パターンです。こうしたスタイルで勉強す
る塾生は、まず合格します。なぜかというと、集中度が違うからです。自習室での集中度はかなりのもので、私が巡視し
に行ったときでも、私が隣に近づいても気がつかないくらいでした。
高校に入って、部活を再開しましたが、成績が下がったので、1年で退部して、また「塾に住んでいる」パターンに戻りま
したが、1年間の不勉強がたたって、何から手をつけていいかわからない状態。でも、地道にコツコツと勉強を進めていき
ました。夏休みも自習室に。ただし、午前中は高校で課外があったので、極力そちらに参加するようにして、午後は自習
室、夜は自宅(もしくは一旦帰宅して夕食をとってから自習室)、というスタイルにさせました。これは、勉強する場所を変
えるためです。同じ場所で長時間学習するのは、難しいと考えるからです。適度な運動(自転車による移動)を挟んでの
学習になりますので、リフレッシュできるのです。車で送迎、も悪くはありませんが、夏休みこそ、昼間は自分の自転車で
移動すべきだと思います。汗をかくことも体調を調えるには必要なことです。特に、自習室は冷房がかかってますので、
そうした意味でも必要でしょう。
結果的に、彼の猛勉強は功を奏し、東京理科大学へ進学し、その後、京都大学の大学院へと進みました。
その後、何回か塾に顔を出してくれましたが、「TOPに来てなかったら、今の俺はないけん。」と言っていたのが印象に残
っています。
* 成績アップのポイント① ⇒ 「勉強する場所を変える。」