主張
2012年11月03日
今日は、朝10時~「勉強会」。中3生メインでしたが、集中して学習に取り組めていました。同時進行で、教室では、「特
別選抜コース」「選抜コース」の授業。「診断テスト」に向けて、となりそうですが、それはもう既に終わっているので、「中
間テスト」に向けて指導しました。かなり熱が入ってしまいました。理科の仕事の分野では、摩擦力に関する鋭い質
問がきました・・・。内容を表面的に理解しているだけだと素通りしそうな事項ですが、よく考えているからこその質問でし
た。そういう質問を期待していますし、そういう授業展開をしています。単に、すばやく点が取れる公式とか、裏ワザみたい
なのは教えないです。最終的には、教えますが、あくまでもその導き方を教えます。導き方を知っていれば、公式を忘れ
ても、導けるからです。 今日の理科も、「仕事の原理」「動滑車」「定滑車」の仕組みを、公式だけではなく、なぜそうなる
のかを教えました。
その後、「三木高コース」、「三木高・一高・高松高進学コース」の授業へ。授業後、中3生の厚物の英語の英作文の添
削。それで、今現在。 自習室では、10数名が自習中です。
ここから主張です。
TOP進学教室は、「自立学習」メインです(中学生・高校生)。 個別演習型指導です。 ですので、演習が中心です。問
題を解くことによって、実力を付けていきます。実践型です。 よくあるお問い合わせですが、「問題を解くことで成績は上
がりますか?」というのがあります。その都度、説明させていただいておりますが、「自分で解くことで成績は上がる」ので
す。 塾に行ってるから、成績が上がるのではありません。 一斉指導で、説明を聞いて分かるのなら、みんな成績は上
がります。それ以前に、学校の授業の説明を聞けば理解できる、ということになります。でも、それはありえないですね。
なぜ、勉強が分からないようになるか? 明らかです。 自分の力で勉強していないからです。家庭学習ができていれ
ば、少なくとも普通に理解はできます。
「自立学習がウチの子に合いますか?」というお問い合わせもあります。 「合う」「合わない」というのは、基本的に私の
考えにはありません。あるとしたら、「やるか」「やらないか」です。 まじめに「やる」ことができれば、「自立学習は成功」し
ます。でも、まじめに「やらない」なら、成功しません。というか、「やらない」ならどんな手段でも成績は向上しません。
ただし、どのお子さんにも分からない点が出てきます。それは、一人ひとり個別に教えます。ですが、教えすぎることは
避けます。理解の妨げになっている部分は、説明することによって理解できるようにしますが、その先が理解できるなら、
説明はその部分だけです。 自分で考える力をつけるためには、すべてを教えてしまってはいけないのです。
ですから、無駄がないのです。分かるところはどんどん進めます。中3生に毎年言う冗談ですが、「2次関数は、2時間
で終わらせます。」と。 実際、理解の早い場合には、1時間ちょっとで終わるのです。等積変形や動点問題を含めても。
個々の差はありますが、一斉指導の塾に比べたら、授業時間内に解く問題数は、3~5倍はあると思います。中2生が証
明問題に入っていますが、1時間で10問近く解きます。その答案は、一人ひとり、すべて1字1句その場でチェックしま
す。一斉指導では、できない指導法です。
要は、生徒主体の指導です。このような指導法を続けるにはもう一つ理由があります。
それは、「自分で考えて行動できる人間になって欲しい」からです。世の中、就職状況も厳しい状況が続いています。企
業が欲しいのは、「自ら判断して行動できる人」だと思います。指示されたことができるのは当然ですが、指示されたこと
だけしかできない人は、企業には不要のはずです。企業だけではなく、社会的にも不要かもしれません。指示されたこと
だけを受身的にやるだけではなく、能動的に自ら取り組む人を増やさなければならないと思っています。
「自立学習」は、そのためのスタートになるべきものと考えています。自ら取り組んで、考え、質問して理解する。自ら取
り組まないと先に進みません。能動的な取り組みを実践できるのです。
塾生の中には、高校、大学合格後、 警察官、税務署、高校の先生、中学校の先生、小学校の先生、幼稚園の先生、
保育所の保育士、県庁の職員、市役所・町役場の職員、病院の医師、看護士、薬剤師、理学療法士、栄養士、会社社
長、電力会社の原子力発電所の技師など、ありとあらゆる職種に就いています。このほかにもたくさんの職業に就いてい
ます。「自ら判断して行動できる人」になっていることと思います。