研修会
2012年11月05日
昨日は、東京新宿で「研修会」があって、行ってきました。毎年この時期にあります。全国から先生方が参加され、知り
合いの先生方とは情報交換です。今回もかなり有意義な会でしたので、早速日々の指導に生かしていきたいと思いま
す。
さて、ここ最近、頻繁に指導している点を挙げておきます。それは、「途中式を書かない」という点です。もちろん、改善
すべき点です。大多数の塾生は、途中式を書いて、残していますが、苦手な場合に限って、書いていないのです。い
や、消しているのです。
「先生、これ分かりません。」
「何か書いてあったね。それをもう一回書いてきて。 そうすれば、どこで間違ったのか、分かってないのかがすぐに分
かるから。」
こうしたやり取りをしなければなりません。時間ロスです。また、もう一回書くほうも時間ロスです。
途中式が復元されたのを見て、「ここで計算間違いをしている」とか、「ここの公式の使い方が間違ってる」とか、具体的
に指導できるわけです。途中式がなくても指導できますが、時間がかかるのと、分かってるところも教えなければなりませ
ん。自立学習では、極力、分かっていないところを重点的に教えたいのです。ですから、「途中式を書く」ように指示しま
す。ですが、これがなかなか徹底されません。多分、小さい頃からの癖になってるのだと思います。できるまで、何回も指
示します。
病院でも同じですよね。
「熱があるんです。」
「何度でしたか?」
「忘れました。」
「じゃあ、もう一回ここで測ってください。」
こんなんでは、お医者さんも困ると思うのです。熱があるにしても、何度くらいあるのか、によって、判断も変わってくると
思うのです。単なる風邪なのか、インフルエンザの疑いがあるのか、などなど・・・。
塾での指導も同じで、的確に指導を受けようと思えば、ありのままをさらけ出してもらった方がいいのです。成績が良か
ろうと、悪かろうと。それに対する、処方箋は指示できるのですから。 中途半端にごまかされるほうが、困るのです。こち
らの指示も、出しにくくなりますから。