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現状に満足???

2013年03月27日

 新高1春期講習は、3日目。数学は、メインの因数分解の応用問題に突入。いろんなワザを使わないといけない問題

で、戸惑ってる塾生も多かったですが、チャートやFocus Goldで類題にチャレンジしてみれば、理解は深まると思いま

す。

 

 これは、いつも思うことですが、自分の現在の力の通用する範囲の問題だけを解いて自己満足している生徒がたまに

います。自分の力で解ける問題なのですから、解いていても楽しいはずですし、満足感もあるでしょう。ただ、今の実力よ

りも向上することはないと断言できます。自分よりも上を見ていないからです。入試はライバルとの競争です。多くの点を

取った方が合格です。ですから、常に、今よりも向上することが大切で、向上心が大切です。今の自分の力よりもハイレ

ベルな問題に挑戦すべきです。ですが、これには努力が伴います。頑張らないと解けないわけです。時間がかかるかも

しれません、もしかしたら、途中までしか解けないかもしれません。ですが、その努力をしないと向上しないと思います。

どの学年にも言えますが、今の力で解ける問題で満足しないこと。さらに上を目指すことです。

 

 これは、大人にも言えますよね。仕事でも何でも、現状に満足して、それ以上の向上を望まない人。楽なのです。その

方が。でも、これでいいのでしょうか?  子供達は見ています。大人が向上しようとしている姿、振る舞いを。 それを見

て、子供も何かを考えるはずです。

 

 例えば、家族揃って読書をする時間を作っている家族もあります。これは、子供が小さい頃からの習慣です。子供にと

っては、家族揃って読書をする、のが当たり前なのです。ですから、読書は習慣化されます。これが、家族揃って、テレビ

を見ている、いつもテレビがかかっている、携帯をいじっている、とかだと、子供にとっては、それが当たり前になってしま

います。ですから、家族の協力というか、家庭生活は重要だと思います。塾で勉強の内容は教えることはできますが、生

活習慣を改善するのは、至難の業です。私がよく、姿勢の悪い塾生がいれば、その場で注意しますが、これは、恐らく、

家庭生活でも同じように姿勢の悪い状態があったからだと思います。

 

 いろいろな方向に話がいきましたが、「家族力」は大切です、ということを言いたいのです。塾で生徒と接することができ

るのは、多くても週に数時間です。しかも、1対1に面する時間は少ないです。家庭では、もっと時間が多いですし、1対1

になることも多いはずです。「家族力」は大きな力を持っています。

 

 

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