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「自分に合わせる」?

2013年04月11日

 よくある表現ですが、「自分にピッタリ」とか、「自分に合わせる」、というような指導は、最初は必要と思いますが、最後ま

でピッタリ合う指導をしていると、成績が合格レベルに到達しないことがあります。もちろんそれは、生徒に合わせすぎな

わけで、生徒が分かる範囲だけで指導をするからです。合格するには、今の成績レベルよりもちょっと難しい問題に取り

組むことが必要なわけで、自分に合わせるのではなく、「合格レベル」に合わせた学習、指導をするべきです。

 

 ただ、受験を経験したことがない生徒には、その「合格レベル」が分からないことがほとんどです。ですから、その先導

役、伴奏者として、塾なり、予備校を利用すればいいと思うのです。

 

 指導していて感じるのは、自分よりもちょっとレベルの高い問題に出くわしたときに、頑張って取り組もうとする生徒と、諦

めの早い生徒がいることです。「諦めの早い」というのも2パターンあって、解こうとする気力がない場合と、早く答えを教

えて欲しいという場合です。気力がないのは問題外ですが、答えを早く知ろうとするのもちょっと注意が必要です。

 

 テストなり、入試では、制限時間内で、自力で解かなければなりません。ですから、分からない問題に出くわしたときに

最初から答えを与える指導をしていると、それが習慣化してしまいます。考えることが減ってしまいます。ですので、TOP

進学教室では、(不親切のように思われるかもしれませんが) 最初からすべての解答は示しません。自分で解けるとこ

ろまで行けば、自力で解いてもらいます。そうした指導に辛抱できるかどうかです。成績が向上するか、否かは・・・。

 

 中学生までは、過去問なり、対策問題なり、そうした練習を積めば、成績は向上します。ただ、高校はそれは通用しませ

ん。自ら考えることがもっともっと要求されます。ですから、TOP進学教室では、高校生になったときに困らないように、配

慮しながら指導をしています。目先のことだけではなく、先を見据えた指導をしています。


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