本気度
2013年04月15日
「本気度」という表現が正しいかどうかは分からないけれど、「本気」の度合いは実は重要。
先日の中3生の「確認テスト」にしたって、事前に範囲も予告してあるし、その範囲から同じ問題を出題する、と予告してい
た。結果、100点をとった者もいれば、90点の者もいるし、80点の者もいた。この点数の差は、「本気度」の違いによる。
「塾のテストだから、学校の成績には関係ないし・・・」と思っているなら、合格は程遠い。学校の成績に直接は関係はない
けれど、成績の向上につながるようにテストは作っている。入試には役立つのである。1回1回の授業、いや1問1問の問
題にしたって、無駄はないのである。本気で取り組まないといけない。仮に、中途半端な気持ちで取り組んでいるようであ
れば、費用と時間の無駄なので、通塾するかしないかも含めて再検討の必要があると思う。いわゆる「お客さん」扱いはし
ないので、本気で通って欲しいし、本気で勉強して欲しい。「親から言われたので塾に通ってる」のは、最初はそうかもし
れないけれど、やはり途中からは自らの意思で通って欲しいものである。
今日も、ある高1生から自習の申し出があった。コースによっては、定期的に自習席を予約できるのだが、その申し出で
ある。私は、自習室の利用に関しては、強制的な利用はほとんどさせていない。あくまでも自主的な利用である。だから、
ほぼ毎日来るものもいれば、全く利用しないものもいる。あくまでも塾生自らの意思である。自ら来て勉強する塾生は、や
るべき学習内容が決まっているので、集中して学習している。だけど、そうでない(つまり、親に「来させられている」)塾生
は、学習内容が貧弱(?)である。漢字練習したり、単語練習したり・・・。こんなのは、休み時間とか、勉強の合間に短時
間で集中してやるべきものであって、1時間、2時間と集中して学習できる環境の中でやるべきものではない。私自身の
話になるけど、英単語を覚えることなど、すき間時間でしかやったことがない。通学の際の信号待ち(1分ありますよね)と
か、休み時間とか、授業中の面白くない雑談中とか・・・。
要は、本気でやれば、「確認テスト」で満点を取ることなんて誰でも可能。「本気」になってるかどうかである。
こんな塾生は過去にもほとんどいないけど、「今度までにこの宿題はできません」とか申し出ることがあったとしても、そ
れは、「できない」のではなく、「やろうと思っていない」「ヤル気がそもそもない」のである。 それと同じような表現として、
「できたらやってきます」というのもある。これもやってきた試しはほとんどない。同様に、補習に呼んだ時に、「来れたら来
ます」という返事は、期待していない。まず「来ない」から。
「やらされ勉強」ではなく、「自ら取り組む勉強」こそ、TOP進学教室が要求する勉強。大人になって、「あのときにもっと
勉強しとけば良かった」と思っても、そのときはもう遅い。やるべきは今である。若い今こそ、頭脳を鍛える、そのときであ
る。