国公立大学入試研究①
2013年06月14日
三木高校のテストは今日で終了。お疲れ様でした。高3生は、明日明後日は、高校でマーク模試です。時間配分に留
意して取り組んでもらいたいと思います。
三木中学校は、「期末テスト」の範囲表をもらったようです。中2、中3は。 この週末で一通りはやっておきましょう。明
日は学校がありますが、TOP進学教室は、テスト終了まで休塾日はありませんので、勉強会や自習に参加して対策に
取り組んでください。
さて、今日から、不定期に「国公立大学入試研究」を始めます。意外な盲点も紹介していきます。今日は、その盲点か
ら・・・。
国公立大学の入試は、前期と後期があります。総じて、後期の方が定員が少なく、倍率が高くなります。しかしながら、
後期受験前に、私立進学を決めたり、前期で合格したりした受験生は、出願していても、受験当日は欠席しますので、倍
率は下がることが多いのです。
近場の例を挙げましょう。今春の岡山大学経済学部の後期日程です。
【募集定員】 30名
【志願者】 198名
【志願倍率】 6.6倍 ← これは、(志願者)÷(募集定員) です。 【名目倍率】 とも言います。
前期の【志願倍率】は、2.4倍でしたので、それと比べると、倍率が高いです。
それが、後期日程の受験日当日になると、
【受験者】 45名
と激減しました。欠席者が多数出たのです。欠席率は、77%。 4人のうち、3人は欠席したのです。つまり、受験会場の
4分の1しか座席は埋まってない状況です。
で、合格発表の日です。
【合格者】 37名
ということは、(受験者)÷(合格者) の 【実質倍率】 は、 1.2倍!
前期日程よりも、倍率が低い結果になりました。
ですから、倍率が高いからといって、諦めるのは間違っているのです。このデータは、岡山大学のHPから引用しました。
他の後期日程にも、7名受験で6名合格などありますので、興味ある方は岡山大学のHPへ。
こうした状況が毎年必ず生じるわけではありませんが、後期日程を出願したなら、受験すべきなのです。
では、また・・・。