真剣
2013年07月08日
昨日の高1・高2生対象の「夏期講習ガイダンス」のためか、今日の高1・高2生の学習状況が、いつもよりも真剣に感じ
られましたが、気のせいでしょうか? いや、多分、気のせいではありません。真に、真剣でした。
要は、「現実を知る」ことは大切であるということです。いろんな情報や噂に惑わされてはいけないのです。昨日のガイダ
ンスでは、数値を用いて説明を進めたので、納得できる話だったように自分では思っています。今やらないと、という心境
になったはずです。
今日は、知識事項として、「偏差値」をとりあげておきます。 最近多いのは、「○○大学は、偏差値65と聞いたんです
が、今の偏差値で大丈夫でしょうか?」 というような相談です。
これに回答する前に、こう答えます。
「偏差値というのは、ある模試を受験した生徒がどこの大学に合格したのか、というデータに基づいて作成するのがほと
んどです。ですから、その模試を作成している会社、予備校ごとに、偏差値の数値は異なるのが普通です。例えば、A社
では、偏差値65なのに、B社では偏差値67 ということはありえます。また、同じ会社、予備校の模試を受験していても、
高1・高2時の偏差値よりも、高3時の偏差値の方が下がる人が多いのが普通です。ですから、その偏差値65というの
が、どこが作成した偏差値データなのか、またその会社の模試を受験しているか、これも教えていただけますか?」
正確に判断しようと思えば、ここまで必要です。ですが、おおまかな成績状況は分かりますので、今の成績で大丈夫か、
どうかは伝えることは可能です。
数値だけが一人歩きしている場合もありますので、要注意です。