新高3生受験戦略②
2014年02月28日
昨日の続きです。
例2 広島大学工学部第一類機械系(前期) 志望の場合
センター試験配点 英200 数200 国200 理科 200 地歴公民 100 計 900
2次試験 英400 数600 理科 600 計 1600
何をメインに勉強すべきでしょうか? センター試験と、2次試験の配点を合計すると、
センター+2次 英600 数800 国200 理科 800 地歴公民 100 計2500
数理で配点の64%、英数理で配点の88%を占めます。合格するのはこれら3教科に強い生徒です。
昨日の岡山大学以上に、英数理の配点比率が高いです。でも、それ以上に注視すべきことがあります。
両大学共にセンター試験の配点は同じです。ですが、2次試験の配点は広島大学の方が多いのです。
センター試験のマーク式と違って、2次試験は記述オンリーですので、広島大学の方がより記述問題に
対する備えが必要なことが分かります。
さらに分析すべきは、2次試験の問題傾向です。例えば、2次の数学の出題傾向として、数Ⅲメインなのか、
ベクトルは頻出なのか、確率は出題されやすいのか、なども調べることによって、数学理科を学習する際の
戦術もきちんと立てることができるようになります。入試直前になって、赤本を買っているようでは、そもそも
戦術が間違っています。志望大学が決まったら、何年生であろうと、購入すべきです。そして、解けなくても
構わないので(←これ大切)、チャレンジしてみることです。そうすれば、何をメインに勉強すべきか、今の力と
比べてどれだけ足らないのか、あと何をすればいいのかが分かるのです。入試直前に過去問演習をやる必要
性はありますが、それ以前に1年分だけでもいいので、解いておく必要があります。(解けるかどうかを試すた
めに用いるのではなく、学習の方向性を定めるために用いるのです)
続きます。