「夏休みから・・・」
2014年04月24日
「夏休みから、受験用の勉強をしたいんですが・・・」という相談があった。
受験用に勉強したい気持ちは感じ取った。だけど、夏休みまではどうするよ? 受験用の勉強はしないのかい?
受験用か、受験用でない、かは明確に区分できるわけではない。日頃の勉強もまた、受験用の勉強の下地になってい
ることには違いない。
だから、「夏休みから」という言い方をするのは良くないと思い、その旨を伝え、そして具体的な内容を指示した。
大学受験は高校生が思ってるほど甘くはない。厳しい言い方になってしまうが、「高校受験をクリアできたのだから、
大学受験も同じように・・・」というわけにはいかないのである。そもそも競争する相手が違う。大学受験は全国区。浪人
生もいる。都会の中高一貫校の生徒は、高2の段階で、高校の内容は終えている。残りの1年間は、受験勉強に専念
できる。高校に入った段階ですでに出遅れているのである。「部活で疲れて勉強できません・・・。」とか言ってる場合で
はない。それは自分の都合であって、言い訳。結局は部活を優先しているからそうなってしまう。学習の計画を立てて、
日々のノルマを実行すればいいだけである。それが実行できないなら、「志望大学」とは言いつつも、本当に行きたい
大学とは違うのではないかと思う。本当に絶対に行きたいなら、勉強して合格するしかないわけだから、勉強すると思う。
例えば、医者になりたいと思ったら、医学部に入学するしか方法がない。となれば、医学部に合格できる学力を身に
付けることができるように勉強するはずだ。
大学入試の難しさというものを知らない高校生が毎年いる。その現実を知ってもらうために、日々奮闘している・・・。