量と質
2014年10月06日
勉強には、「量」が大切か、それとも「質」が大切か? 高校生の塾生にもよく聞かれます。
理想は、「少ない量で、質の高い」勉強です。が、それは理想です。現実に、その路線で勉強して成功するのは、全体の
1%以下でしょう。
基本的には、「量」だと思っています。ある程度の「量」をこなすことによって、その「質」が分かってきます。取り組んで
いる問題が易しいのか、難しいのかは、量をこなさないと分かりません。また、それによって、「今日はちょっと時間が
かかったな。明日はもっと集中してやろう。」とか、「今日は計算ミスが多かった。正確に計算しよう。」といった、勉強の
質を上げるための「気づき」が生まれてきます。
最初から、質の高い勉強をするのは理想ですが、それをしようと思ったら、大人なり教師が横でつきっきりで教えなけ
ればならないと思います。それでは、自立心も生まれないので、ずっとそのままの状態を継続することが必要になり、
それはそれで困難な状況に陥ります。
中学生の1回の授業時間は、「2時間40分」ですが、この時間が「長いですね」と、入塾検討されている保護者の方に、
よく言われます。が、普通だと思います。私自身はもっと長くしたいんですが、部活とか翌日の学校のことを考えると、めい
いっぱいかと感じます。でも、「2時間40分」て、中学生なら毎日勉強すべき時間です。部活の時間よりも勉強時間の方が
長いのが正常だと思います。部活をするために中学校に行ってるわけではないでしょうから。