レベルの違い
2016年12月02日
高3生は、「センター試験」まで40日ほどになりました。過去問演習に全力を注いでいます。「過去問は、今年の入試には出ないのでは?」という声もありますが、確かに全く同じ問題は出ないでしょう。過去問演習をする目的は、主に、レベルの把握、出題傾向の把握、そして時間内で解く練習の為です。
市販されている「予想問題集」の類は、それはそれで使えるものですが、やはり問題の完成度や傾向は、本番の過去問にはかなわないと思います。ですから、まずは、過去問です。
それに、予想問題集の類は、過去の模試を集めたものも多く、本番よりも易しめのものも多いのです(模試実施時期が秋とか夏の場合が多いので)。ですから、それで高得点が取れたからといって安心はできないのです。やはり、1月実施の本番の過去問こそ、レベル把握には最適です。
一方、中3生も、「第5回診断テスト」まで、1ヶ月となりました。「診断テスト」用の勉強ももちろんやらなければなりませんが、「入試」用の勉強も必要です。「同じじゃないのか?」と思われるかもしれませんが、教科により傾向は違います。
最近の傾向として、数学と理科が難しいことが多いです。「診断テスト」並みのレベルと想定していると痛い目に合います。共に、解くのに時間がかかりますし、易しい問題と難しい問題のレベル差が大きいのです。
ですから、中3生も早めに、入試の過去問に取り掛かるべきです。