過程を残す
2017年03月15日
中学生によく見られることですが、途中の過程を書かない生徒がいます。数学や理科の計算が多いです。暗算でやってしまえるくらい計算能力が高いんだと思います。そのやり方で、正解もするのですが、ミスすることもあります。ミスの原因のほとんどが、小数点の位置の間違い、0の数の間違い、筆算の間違いです。そして、それらの計算の過程を残していないのです。残していたとしても、ちょろっと書いてあるだけです。「できた」と思ってるから、見直しもあまりしないのでしょう。その状態では、見直しも出来ません。途中の過程をもう一度書き直さない限りは・・・。
で、中学校時代はそれでどうにかやり過ごせることも多いものです。ですが、高校生になると、こうしたやり方をしている生徒は窮地に追い込まれます。なぜか?
高校では、途中の過程も書かないといけないからです。解答欄には、そのためのスペースがあります。でも、過程を書くことをしてこなかった場合には、何をどう書いていいのかが分からないことが多いのですね。で、書くのは、走り書きのような計算・・・・。これは途中式ではないですね。日本語での説明もない・・・・。
高校では、答はもちろんですが、過程を大事にします。ですから、計算間違いをしてしまっても、そこまでの過程があっていれば、部分点をもらえることも多いのです。
やはり、過程を残すということは、小中学生からすべきことと思いますよ。