塾長の授業日誌

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2017年08月15日

 私はいつも、「目指すなら東京の大学」と言っている。もちろん、地元の大学とか他地域の大学を否定しているわけではない。

 

 やはり、日本の中心地であり、政治、経済、文化などなど、その中心で住み、学び、感じるところは大きいと思うからである。これは、地方では経験できないことである。旅行で行くことは可能だが、それは、あくまでも旅行者としての感覚であって、表面上の吸収でしかない。

 

 そうした大都市で、住み学び感じたことを基にして、そのまま首都圏に住むのか、Uターンするのかを考えればいい。こんなことを言うと、地元定住を促進している行政関係者には怒られるかもしれないが、他地域の空気を吸うことも大事なはずである。ずっとその場にいると、他者から見れば「良さ」に見えるところもそう感じられなくなるし、「悪い」点も分からなくなる。一旦、その場を離れると、他と比較して客観的に見ることができるのではないかと思う。

 

 組織は、多かれ少なかれ、年配者が牛耳ってるところが多いので、若い世代に早めにバトンタッチすることも大切。経験も大切だが、これからの時代、人口減少で経済も縮小に向かうのは間違いないので、その経験が果たして生かせるのかどうかも微妙。新しい感覚は必要。 


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