2018 公立高校入試問題分析 【数学】
2018年03月09日
8日に行われた入試問題の分析です。
【数学】
全体的に易しい。問題文自体も長くないので、解きやすい。44点以上得点するのは、なかなか難しいが、40点前後得点する受験生は多いのではないか。
【問1】 例年通り計算問題。易しい。丁寧に計算すれば全問正解できる。
【問2】 例年通りの出題傾向。(1)の角度は易しい。(2)の立体は相似と三平方で教科書レベルの基本的出題。(3)は例年通り難。直角二等辺三角形、相似に気づけば解けるが、時間内に解くのは難しいかもしれない。合否には関係ないので、分からなければ飛ばすべき問題。
【問3】 (1)の反比例は教科書レベル。(2)の確率も教科書レベルで数え上げればできる。(3)の2次関数も例年の傾向に即した出題。難しくない。(4)の文字を用いた証明も、難しくない。
【問4】 (1)測定値、真の値の範囲を求める問題。教科書レベル。出題が多くない分野なので、慣れていない受験生がいるかもしれない。 (2)は図形。アは小学校レベル。イは、相似を用いれば、容易に求められる。1:2であることを用いて辺の長さを求めることに気づけば、素早くできる。 ウは、イとの連動。イができていれば立式は簡単。方程式を解くときに展開しがちだが、実は、平方根の考えを応用すれば、展開しないで解を求めることは可能(ON=2MNを活用)。
【問5】 例年通り証明問題。 (1)は教科書レベルの証明。必ず得点したい。 (2)は、証明するのに時間がかかる。合同条件2つ目まではすんなり書けるが、その後に時間がかかる。それ以降は書けなくても合否には関係ないと思われる。