国語力で他教科の出来が決まる
2019年05月23日
とんでもない事実に直面することがあります。
「○○って何ですか?」
○○に該当するのはいろいろありますが、問題を解くのに重要な言葉だったりします。その言葉を知らないと解けないですね。
例えば、「抽象的な表現を選びなさい」という設問が仮にあったとします。しかし、「抽象的」という言葉の意味を知らなければ、答えようがありません。「抽象的」の意味を推測しながら、答えることはできたとしても。
日々指導にあたっていると、こういうのが結構あります。しかも、成績上位でも見られます。
これは、「国語力」というよりも、「語彙力」ですが、近年ますます弱くなってると感じます。正直言って、解法を教える前の段階で、基礎力が不足しているんです。
社会や理科でも、問題文を正しく読みこなせないから、正しい答が答えられないという事例もあるはずです。また、数学でも、大学入試の新テストでは、記述式が一部導入され、問題文を読む量が増えています。問題文を読んで理解するのにかなり時間がかかるような問題です。数学なのですけど、「語彙力」「国語力」勝負になるのではないかと思っています。
勉強しても成績が伸びない、という場合には、実は「国語力」が原因であるかもしれません。