日本で1年間に生まれた子供の人数は?
2019年06月24日
「日本で昨年1年間に生まれた子供の人数は?」
この問題を中学生に解いてもらいました。三択です。
ア 91万人 イ 9万1千人 ウ 910万人
これは、知識として知っていれば解けますが、常識でも解けます。ですけど、間違った人もいました。
例えば、中学校の1学年が何人いるかが分かれば推測はできるはずです。何人いるのかはクラス数からも判断できるはずですね。例えば、だいたいですけど、三木中の1学年が仮に250人とします。
三木町の人口は約3万人とします。(実際には、3万人いませんが。計算しやすいように)
香川県の人口は約100万人とします。 (実際には100万人切っていますが)
そうすると、三木町の約30倍が香川県の人口ですから、香川県内に同学年の生徒は、約30倍いると考えられます。もちろん、子供の多い地域、少ない地域はありますが、平均してです。そうすると、香川県内には、250×30=7500人 の同学年の生徒がいることになります。
日本の人口は、約1億人(実際にはもうちょっと多いですが、概算で)とすれば、香川県の約100倍の規模が、全国ということになります。
つまり、7500×100=75万人
ということで、ア の91万人が正解ではないか、と求められるわけです。
こうやって考えるには、三木町の人口、香川県の人口、日本の人口を知っていなければなりませんが、(もちろん大体でOK)、これって小学校の授業でやってますからね。こうした知識の積み重ねが常識となり、後々につながっていきますから、小学校の勉強って結構重要です。小学校の内容の蓄積なしに、中学校で成績を伸ばすのはかなり難しいと思っています。