中学生と高校生の勉強の仕方は根本的に異なる
2020年09月15日
中学生の勉強は、まあ、はっきり言って、学校や塾から言われたことをそのままやっていれば、どうにかなります。合格もできます。
ですが、高校生の勉強はそれでは歯が立ちません。
高校の授業で学習したこと、また、塾でやったこと、それは、大学受験に向けた勉強のうちのほんの一部に過ぎません。それだけの勉強で大学受験を突破しようとしても、それは無理です。大事なのは、自分で取り組む勉強、家庭学習ですね。学校や塾で習ったことを定着させ、より深い問題に取り組み、入試の過去問に取り組む、これはすべて家庭学習でやることです。学校や塾で過去問をやることはあっても、それはほんのちょっとであって、ほとんどは家庭学習で取り組まなければなりません。過去問は、取り組むのに時間がかかりますからね。
ちなみに、センター試験(現高3からは「共通テスト」)の過去問を1年分取り組むには、
国語 80分 英語 80分 リスニング30分、 数IA 60分 数ⅡB 60分
理科地歴公民 60分×3 (文系理系によって科目は異なりますが、通常3科目~4科目受験)
で、合計 8時間ちょっとかかります。
これは過去問をやるだけですからね。実際には、答え合わせ、間違った問題の確認などしますから、問題を解く以上の時間がかかりますね。ですから学校じゃできないわけです。
過去問ではなくても、問題集に取り組もうと思えば、それなりに時間がかかります。普段勉強してなくて、テスト発表になってから、教科書や高校指定の問題集をやり始めてもテストには間に合いません。定期テストの時に定着してないと、範囲の広い模試の時にはお手上げなわけです。
大事なのは、普段から自ら取り組む勉強です!