戦略的雑談
2021年05月28日
小学生の授業では、「戦略的な雑談」をすることが結構あります。
「雑談」といっても、勉強に関係のある雑談です。
例えば、先日は、社会で「水」の学習をしていて、私は宿題の採点をしながら、
「水道の蛇口をひねったら水は出るけど、その水はどこから来てる?」
「確か、洗面所の下の扉を開けたら、そこに水道の管が通っていて、そこから?」
「でもその先はどこ?」
「土の中?」
「まあ、地下、っていうかな」
「そういえば、近くの道路で大きい水道管みたいなんを工事してたけどあれかな?」
「あ、あそこで工事してるのは、下水管だね。使って汚れた水が流れる管。それを今埋めてて、下水をきれいにする処理場へとつなげてるんだよ。新川の向こうの公園あるよね、あそこにきれいにするところあるから、あそこまでつなげてるんだと思うよ。そこで、汚れた水をきれいにして、また川に戻すんだね。」
という具合に、教科書に載っている内容を身近に感じるように、「戦略的雑談」形式で話しています。
他にも、給食の話、学校での植物栽培の話、などなどあります。採点してるときに、ずっと待ってるのも暇なので、その解消も兼ねています。
小学生の間は、いろんなことに興味関心を持つことは大事だと思ってるので、家庭でもチャンスがあれば、「戦略的雑談」をおすすめします。例えば、車に乗っていて、すぐにできるのは、前の車のナンバーの県名(市名)ですね。それが、どこにある県なのか、何が有名なのか、などなどすぐにできますので。帰宅したら、それをネットで検索してより詳しく調べる。ここまでできれば、完璧ですね。