国語の読解問題が苦手、という前に・・・
2021年08月18日
8月9日、10日に、中学生対象の「国語読解解法の奥義」の授業を行いました。毎年、満席締切になる講座です。この講座では、読解問題の「解法」 を教えました。その「解法」をここに載せることはできませんが、受講生の感想は後日掲載しますね。
で、その講座は「解法」を教えました。その「解法」のルールに従って解けば、ほぼ解けます。実際に、受講生に解いてもらいましたが、あれほど、苦手、と言っていた記述問題もみな書けるようになるのです。もちろん、100%正解の答案かというと、そうではないものもありますが、練習を積み重ねれば、正解になるようなところまで書けているのです。ポイントは、つかめています。
「解法」自体は、練習すれば解けるようになります。ですから、「読解問題」自体は、そんなに難しくありません。受講生もそう感じたはずです。
で、ですね、国語を教えていて思いますけど、実は、「問題文を読めていない」ということを私はずっと感じています。
「潔い」「育む」「赴く」「清らか」「緩やか」「穏やか」「偏り」・・・・
こうした訓読みの漢字を読めない中学生は多いです。その状態で問題を解く・・・・・、それって、適当に解いている、ということです。かといって、習っていない読み方ではありません。
国語の読解以前に、漢字学習は重要に思います。漢字を見れば、意味の分かるものもあるので、正確に読めなくてもなんとなく解けるかもしれませんが、やはり正確に読めるようにしておきたいものです。特に、「訓読み」。小学校で習った漢字でも、訓読みになると読めない場合もあります。
そうしたことは例年感じるので、中3生の夏期講習では、入試問題に出題された漢字の読み書きの「漢字テスト」を毎年行っています。合格点は、100点のみです!