数学を捨てたら国公立大学は厳しくなる
2021年09月25日
「国公立大学へ行きたいです」
こういう希望は多いです。そのためには、私立大学とは違って、5教科の入試(共通テスト)を受験する必要があります。共通テストを必要としない「学校推薦型選抜」「総合型選抜」はありますが、こちらは合格が100%保証された入試ではありませんので、そちらの方式で受験するにしても、共通テスト5教科を受験するための勉強をしておく必要があります。
それでよくあるのが、高校に入学してから、「数学が極端に難しくなって、思うように点が取れず、数学を捨てようか」という悩み。
まあ、数学を捨てれば楽になりますが、国公立大学への進学は閉ざされます。ごくわずかですが、数学不要の国公立大学、また、数学ⅠAのみでよい国公立大学もありますが、そういう大学は、志望倍率が高くなる傾向にあります。
そうなると、国公立大学への進学が難しくなるわけで、「どうしても国公立大学」という場合には、数学は捨てるべきではないでしょう。苦手ながらも他の教科の足を引っ張らない程度には、勉強していく必要があります。
また、それは高校に入ってからの話、というわけではなく、高校受験の段階で、数学を捨ててしまったら、それは高校の数学を理解することが難しくなる、ということを意味しますので、まずは、より易しい、中学数学を日々勉強して得点力を磨くことが、結局は大学入試につながっていくことになるのです。