常識力(1)
2022年10月03日
「常識力」って表現の仕方が最適かどうか、よく分かりませんが、日頃の生活から実感できる「常識」というのは、学習面でかなり重要です。
例えば、「1ℓは、何㎖か?」
変換の公式を覚えていれば、答はすぐに出ますが、例えば、「紙パックの牛乳パックとか、1ℓのペットボトル」をよく見ると、内容量の欄に、1,000mlと書いてあります。また、コンビニや自販機で売っている普通サイズのペットボトルは、500mlです。
というようなことを日常生活から知っていれば、公式的なものよりも、より身近で忘れないと思います。
「1m=100cm」は、まず間違えないと思います。それは、自身の身長で考えれば分かるからです。もし、それを間違えたとしたら、単に公式を丸暗記しようとしている悪い例です。日常生活と結び付けた方が覚えやすいし、分かりやすいです。
「1㎝=10㎜」も、ものさしで実感できますから、公式として覚える必要はないでしょう。
同様に、塾への送迎時に乗ってくる自動車。制限速度があります。通行する道路によって異なりますが、時速40㎞とか、時速50㎞、時速60㎞くらいでしょうか? 道路標識にも表示されてますし、道路面にも表記あります。分速に直すと、だいたい分速600m~分速1㎞です。1分で、だいたい600m~1㎞進むということです。その速度のまま止まらずに進んだ場合ですが。
算数や数学の問題で、速さを答える文章題があります。その際に、問題を解いた結果、「自転車の分速が、分速2500m」って答えたとしましょう。
でも、これは、ありえない話です。時速に直したら、時速150km。「これは、間違ってるな。」と気づけるはずですね。