教科書を勉強する
2023年09月13日
理解力を向上させ、得点力を上げようと思ったら、まずやるべきことは、
「教科書を勉強する」
ことです。
「問題集で問題を解くのが勉強だ」と勘違いしている人もたまにいますが、「教科書を読み、内容を理解し、そして問題集を解いて確認する」という手順で勉強すべきです。
教科書を読んで内容を理解してから問題を解くと、スムーズに解けることが多いです。また、内容を理解していると、公式を忘れても、自分で導き出すこともできます。
例えば、中学生の地理で、時差を計算するときに、経度15度の差で1時間の時差が生じますが、この15度を忘れたときでも、1日に地球が1回自転していることを用いれば、360÷24=15 で求めることができます。また、東京の時刻が分かっている時に、イギリスの時刻を求めるときに、時差を足すのか、引くのか、ということも、理屈が分かっていれば、覚えていなくても求められます。
高校生の数学で言えば、三角関数の倍角や半角の公式を忘れても、加法定理から導き出せることを知っていれば、容易に求めることができます。
実際、成績上位の生徒は、皆テスト前に教科書を開いて、隅々まで読み込んでいます。過去に難関大学に合格した塾生も皆そうでした。
テストが近づいていますが、大事なのは、「教科書」ということを忘れずに取り組んで欲しいと思います。