基本的には「答を書くテスト」
2023年09月21日
小中高では、学校でタブレットを使った学習も進んでいます。また、デジタル教科書の導入も順次進んでいくことでしょう。
それに伴って、入試やテストも変わっていくでしょうが、今のところは、まだ「答を書くテスト」です。
大学入試の「共通テスト」は、すべてマーク式なので、答を書くわけではなく選ぶだけですが、数学や理科では計算は自分でやって、答のみをマークで選ぶ形です。したがって、問題を見るだけですぐに答が出るわけではなく、自分で計算をする必要があります。
ですので、実際にテストで答を書けるかどうかは、テスト勉強の時に練習する必要はあります。
教科書や問題集、ノート、プリントを眺めるだけの勉強では、不十分である、ということです。確かに、私も過去に「眺めるだけで完璧に覚えて、答も正確に書ける」塾生を見てきました。ですが、そうした塾生は、35年以上教えてきた中で、未だに名前が言えるくらいの超少数です。
「なんでもかんでも書いて勉強して覚えろ」、とは言いませんが、テストの答を正確に書けるように、テスト勉強の際に書く練習は必要です。
漢字、英単語、用語などはもちろんですが、英作文、国語の記述、理社の記述などは、実際に書いてみないとうまく表現できなかったり、指定の字数内で書けなかったりします。
「勉強したけど、思うように得点できなかった」という場合の一つの原因として、「書く練習」不足はあると思います。