解法の丸暗記は意味なし
2023年09月25日
高校生の数学。
テストが近いからか、質問が多い。
とはいえ、質問に持ってくる問題は、ほぼ皆同じ。
「〇〇〇で場合分けするんだと思いますが、そこから先が分かりません」
で、だいたいこういう場合には、「〇〇〇で場合分けする」理由が分かってなくて、解けなくなっている場合が多い。
しかも、その「〇〇〇で場合分けする」というのは、誰に教えてもらったのか、どこから聞いてきたのか知らないが、おそらく解法の丸暗記。「〇〇〇で場合分けする」というのは、間違っていないし、そういう風にして解くけれども、その理由が分かっていない。 (ちなみに、私自身は、最初から「〇〇〇で場合分けする」という風には教えない。どうして場合分けしないといけないのか、するとしたら、どこで場合分けするのかを様々な例を出して考えさせ、その結果として、「○○○で場合分け」が必要、と教える)
答を手っ取り早く出したいのだろうけれども、入試レベルになると、解法の丸暗記で対応できるようなものではない。
時間はかかるけれども、教科書レベルを学習する段階から自分で考えることが大切。
丸暗記で、定期テストはクリアーできたとしても、範囲の広い模試や入試では、痛い目に合う。目先のことを考えるのではなく、もっとずっと先のことを考えるべきである。