知らないことは、調べる
2024年08月26日
塾生が質問に来た時に、考えても分からない問題は教えます。もちろん、塾生の理解状況によって、どこまで教えるかは変えています。ちょっと説明すれば分かりそうな場合には、そこでストップしてその先はまず自分で考えるように促しますし、自力で考えるのが難しい場合には、最後まで説明します。
ですが、英語なら単語の意味が分からない、国語でことわざの意味が分からない、数学で用語の定義が分からない、歴史で人物のしたことが分からない、といったようなことがある場合には、まず塾生自身に「調べさせます」。それは調べれば分かることであって、質問に来る前にまず自分ですべきことだからです。
再々そういう指示を受けると、自分でまず調べる習慣がついて、そして、その段階で質問する必要がなくなることも多々あります。そうした質問が出てくるのは、「分からない」からではなく、「知らない」からです。「知らない」ことは、いくら自分で考えても出てきません。それは、「調べる」ことで解決します。
もちろん、私が、その「知らない」ことを懇切丁寧に教えれば、質問は解決するとは思いますが、その塾生の為にはなりません。ですので、教えたい気持ちを抑えて、「まずは自分で調べるように」と指示を出しています。