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周りを意識して

2010年04月16日

 大学受験生は、部活も最後の総体前で忙しそう。

 だけど、着々と大学受験は近づいてきているわけで、手を抜くわけにはいかない。だけど中には、「国公立大学を目指している」とはいっても、その意識が低いのではないかと思う場合もある。

 国公立大学のレベルが高くて、私立大学のレベルが低いと言っているわけではないことを最初に記しておくが、確か私の記憶が間違ってなければ、国公立大学に進学できるのは、大学受験生の10人に1人だったと思う(間違っていたらごめんなさい)。私が受験生の時にはそれに近いくらいのことをよく言われていた。国公立大学に行きたいなら、中学校のクラスで3番以内に入れ、と。割合からすると、間違ったものではないと思うけれど、まあ、みんなそれを信じて勉強していた。


 現在もそんなに状況が変わっているわけではない。ただ、以前に比べると、国公立大学の入試での競争倍率は下がってきている。なので、競争倍率からすると合格しやすくなってはいるけれど、競争があるのは確か。


 では、どの程度の競争か? というのを正しく認識しなければならないと思う。高校内の順位だけを参考にするのでは全く駄目で、やはり大学受験は全国区であるから、全国のライバルと同じ土俵で戦える全国規模の模試の偏差値で考えるしかない(偏差値を絶対視しているのではなく、あくまでも目安)。その偏差値や、志望大学内での順位を認識して、受験に向けて、過去問等の分析を行わなければならない。最近は、センター試験勝負の傾向もあるので、センター試験の対策もやらなければならない。


 「自分の周りがやっていないから」安心するのは大間違い。自分の周囲の人間だけの世界では、全く他の世界が見えていない。何度もいうけれど、大学受験は全国区なのである。どれだけ、いわゆる都会の受験生が勉強しているかを知らないのでは困るのである。それを知ってもらうために、東京の受験生と同じ授業が受けられる「代ゼミサテライン」を導入しているし、来週からは、それの最先端の受講システムを導入する。これも、ライバルの状況を把握して欲しいからである。


 私がよく授業中に話をするのが、香川大学の合格者の県別割合。香川大学の県別合格者で一番多いのが、確か、岡山県、次いで香川県だったと思う。地元の香川が一番多いように思うのだけれど、現実は岡山からの受験生に負けてしまっている。香川の受験生がたくさん不合格になっている・・・。もっと頑張らないといけないね、香川の高校生。

 もちろん、香川大学を受験せずに県外の大学を受験している生徒も多いから、香川の受験生全体のレベルが低いというわけでもないし、岡山のほうが人口が多いから受験生が多いという事情はあるとは思うけど、合格基準点は同じなのだから、香川の受験生が勝てないこともないはずだ。


 やはりそのためには、全国区であることを認識しなければならない。


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