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またまた予習・・・

2007年03月28日

 TOP進学教室が「予習」型の塾ではない(サテライン除く)ことは先日説明しました。

 以前首都圏で教えていたときには、完全に予習型で教えていました。難関私立向けだったので、中学3年までの内容は中2までで終了させていたように思います。どの教科もそういう具合でしたので、100分授業が英数国3教科で合わせて週に5回あり、また復習用の授業が日曜日に80分×3教科あったように記憶しています。つまり、週に12時間くらい授業がありました。

 夏冬春の講習は、1日4~5時間が、夏期講習は27日間、冬期も10日間程度ありました。でもこれだけではないのです。「裏の時間割」というのがあり、その正規の時間以外に、補講や強制自習などで指導をしていました。「夏期講習」では、正規時間は5時間であったとしても、実際には朝9時から夜10時までということもあります。食事が2回必要なのです。

 (教える側も大変で、職員室には栄養ドリンク剤を常備されている先生方がおられましたね。)

 それくらいやらないと、「予習」型の場合、実力はつかないのです。予習+問題演習(復習)までやらせます。当然ながら、拘束時間は長くなるし、それに比例して受講料も上がります。

 一方、「復習」型の場合、予習にかける時間は0。すべての時間を復習に費やします。公立高校向けの場合、基本は教科書ですから、英語の単語も授業中に覚えさせますし、問題演習もやってしまいます。数学の証明も一人ずつ過程をチェックしています。「予習」型では、説明が主で、フォローまで手が回りません。回るようにするならば、授業時間を長くするか、個別指導にするか、残して指導するか、はたまたそのままにしておくか、でしょう。私も実際のところ、「予習」型の場合には、「やっておけよ」というだけしかできないことも多々ありました。

 高校1・2年生の場合も同じです。「予習」型で「2次関数」を教えて、「軸の位置で場合わけの最大最小問題」を定着させるには果たしてどれだけの時間がかかるのか、考えるだけでも嫌になります。問題演習を通してさまざまなパターンを解くことにより、「復習」しながら身につけたほうがいいのではないかと思います。

 「予習」型の塾であったとしても、テスト前は復習になるのですし、受験学年の場合は半分以上は復習内容でしょうから、「復習」しない塾はないでしょう。指導時間のどの程度の時間を予習または復習に費やしているのかを、入塾を検討される場合には、さまざまな塾に問い合わせてみてはどうでしょうか?



 
 

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