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行間

2008年04月23日

 中学生の授業で使う問題集は、一部を除いて、解答も渡してある。そして、専用のノートが必要。問題集に直接の書き込みは原則として認めていない。

 反復して取り組ませるためでもあるし、間違いなおしを徹底させるためでもある。うまくノートを使えれば最強の学習法になるのだけれど、そうなるには時間がかかる、

 一番まずいのは、数学では途中式をノートに書かない場合。途中式を残しておけるように、ノートを準備しているのに、わざわざ問題集に書き込んでいる。答えだけノートに書くくらいなら、直接問題集に書き込んだほうがいいくらい。

 数学で最も大切なのは、問題を解く過程。中学までなら答えだけでも○をくれるかもしれないが、高校では過程が必要。だからこそ、ノートに過程を書かせることにこだわっている。

 次いで良くないのが、ギュウギュウ詰めで文字を書いている場合。答えあわせで間違いに気づいても、正解を書くスペースがない。仕方ないから、自分の解答の上に(鉛筆書きの上に)、赤で正解を書いている。これでは、復習ができない。単に「やっただけ」。

 ノートは、「行間」が大切。少なくとも1行は空けて書く。文章題や記述問題の場合には、自分の書いた分量以上の行間(空白)をとる。




 こうした点を定着させるには時間がかかる。だけど、身につけば、最強の学習法。

 日々ノートチェック、正しい行間の取り方の指導は続いている・・・。
 

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