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自己推薦入試⑤

2011年02月07日

 大いなる問題点、今回で最終回。

 合格基準が不明瞭。これに尽きる。

 一般入試は、学力検査の結果は、受験票持参すれば教えてくれる。調査書の点数もだいたい分かるはず。が、「自己推薦入試」は、調査書の点数は分かってるけど、「総合問題」や「作文」、「面接」との比重が分からない。特に、一部の高校では、特に部活で優れた生徒を、事前に高校側からオファーを出しているようで、これで「自己推薦」なのか疑わしい。しかも、そうした生徒は合格する。公平性など、ないのである。高校側も分かってると思うし、中学校側も分かってると思うけど、利害が一致しているので、あえて問題視しないけど、対象外の受験生にとっては大いに不公平。


 別に、推薦を否定しているわけではなく、そのやり方が問題。スポーツ推薦はあって構わないし、あったほうが特に団体競技は強いチームが作れると思う。であれば、明確に基準を示すべき。具体的に、スポーツ名を挙げて、何人採りますとか、実績を基準に選ぶとか、そのくらいはできるはず。現に、一部の高校では、そうした実績を証明するものを出願時に提出するところもある。ベストではないが、公平だと思う。


 結局は、「自己推薦」ではなく、もとの推薦制度に戻すべきだというのが、私の持論である。



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