「中3診断テスト」には200点の壁がある
2023年10月05日
今日は、中3生の「第3回診断テスト」でした。
今回から、中3生の学習内容も出題範囲に含まれ、より入試に近づいた出題範囲となっています。
第3回、第4回の得点状況によって、受験校を決めることが多いですが、高松高校や高松一高、三木(文理)志望者にとっては、「200点の壁」を超えることがまず必要でしょう。
50点満点×5教科=250点満点ですから、200点を取るには、平均40点が必要です。40点を取るのが難しいかというと、その時々の難易度にもよりますが、そんなに難しい訳ではありません。
ただし、これまでの定期テストを、直前の勉強をメインとして暗記で乗りこえてきた人にとっては、40点を取るのは難しい場合もあります。定期テストみたいに基本的な問題ばかりではないですし、出題範囲も広く、暗記で乗りこえるのは難しいからです。
特に、
数学・・・証明、関数、規則性
理科・・・配点が2点の計算問題
英語・・・英作文、長文読解
こういった分野は、考え方が重要で、暗記のみでは対応できないところです。
こうした分野が解けるようになると、40点は超えますし、また、40点以上を安定して取れるようになります。つまり、「200点の壁」を超えることができ、安定して200点以上取れるようになるということです。
ただ、そうした分野を解けるようになるには、ある程度時間をかけた勉強は必要です。なかなか200点の壁を超えられない場合には、勉強に時間がかかるそうした分野を避けてはいないでしょうか?
TOP進学教室で開講している「中3特別選抜コース」では、そうした分野を重点的に指導しています。毎年、高松高校、高松一高、三木(文理)に合格しています。
全国レベルを知る
2023年10月03日
今日から、高1、高2生に、夏期講習中に受験した全国模試の返却。
高1生は、志望大学の合格可能性の初めての判定。「定期テスト」や「校内実力テスト」向けの勉強だけでは十分ではないと実感した塾生もいると思う。一方、高めの合格可能性が出た塾生もいる。
大事なのは、今回の成績を踏まえて、次回以降、いや明日以降の勉強をどうするかを考えることである。今のままでいいのか、それとも変えるべきか。
「定期テスト」や「校内実力テスト」といった狭い範囲の中での成績に満足するのではなく、全国レベルでも通用するように、日々の学習に取り組まなければならない。高校で指示された宿題や課題は、あくまでも最低ライン。塾の授業では、それに加えて、取り組むべきことは個々に指示している。まずは、それに日々取り組むことである。
難関大に現役合格した塾生は、やはり高1、高2時から、そうした学習をやっていた。しかも継続して。
残り半年で一気に進む
2023年10月02日
10月に入りました。
学校のスケジュール的には、ここからが学年の後半。
ですが、4月~9月の6か月間は、ゴールデンウィークや夏休み、また運動会、文化祭、修学旅行などの学校行事が多く、授業進度は、ゆっくりです。ですので、年度初めから使い始めた教科書も、半分は終わっておらず、まだまだ残りがたくさんあります。
10月からの後半戦では、その残りの教科書を終わらすべく、一気に授業が進みます。また、内容的にも、年度当初よりは難しい内容も増えます。ですので、テスト範囲が広くなり、また内容も難しくなり、理解の差、成績の差がつきやすいのも、これからの半年の特徴です。
日の入りも早くなり、部活の時間も短くなってきているはずです。また、今日からは涼しくなってきました。勉強時間も確保しやすくなり、気温的にも過ごしやすくなっています。ライバルにさらに差をつけるチャンスです。テスト前に慌てることのないように、まずは、日々の学習時間を確保してほしいと思います。
香川大学医学部祭は、10月6日(金)~8日(日)
2023年09月30日
香川大学医学部祭が、来週10月6日(金)~8日(日)に開催されます。
オープンキャンパスに参加できなかった皆さんも、大学祭には行ってみましょう。
医学部相談会や、医学体験実習、医療講演会等もあります。
詳しくは、ホームページ インスタ公式アカウント
常識力
2023年09月27日
算数、数学の文章題で、道のり、速さ、時間を用いた問題があります。
求めた答えが、
「時速60000km」
これっておかしいですよね。
答を書いたときに、「ん???」って思わないといけないです。
これは、mをkmに変換するのを忘れたミスで、考え方や計算は合っています。最後のところのみの誤りですが、仮にその答を書いたときに、やはり常識的に考えて、時速60000kmっていうのはおかしいと気づかなければいけないです。
また、同様に、りんご1個の値段が1500円、とか、ノート1冊が16円とか、これもおかしいですよね。そういう値段のものもあるかもしれませんが、数学の問題では、常識的な数字が使われます。りんごであれば150円、ノートなら160円というふうに。これも、解く際の桁数のミスで、考え方は合っていますが、見直すときに、本来なら気づくはずです。
自動車の速さは、時速40~60km、高速道路では時速80~100km、歩く速さは分速60~80mなどは、知っておきたいものですし、特に自動車の時速は、自動車で送迎してもらって塾に来ている場合には、すぐに知ることができるものです。
大人からしたら当たり前かもしれませんが、物の値段とかも、親と一緒にスーパーに行って買い物することによって、知ることができると思います。
これは、算数数学に限らず、他の教科でも同様で、例えば旅行に行ったときに、通過した都道府県を確認したり、観光名所を巡ったり、するだけでも、常識力が上がり、社会の点数アップにもつながります。
仮に旅行に行かなくても、日々行き交う自動車の県外ナンバーの地名を確認するだけでも、テストに使える常識力はアップするはずです。
読む
2023年09月26日
国語の問題に限らず、他の教科でも、問題文を丁寧に読まないから「分からない」「解けない」ということは、理解状況や成績の良し悪しに関係なく、多いです。
質問に持ってきて、一緒に問題文を読んだだけで、「分かった」という場合も多いです。私がやってるのは、問題文を丁寧に読んでいるだけ。
小中高生に限らず大人も含めて、文字を読むということは減っていると思います。動画を視聴しても文字は出てきますが、それは、映像があっての文字。映像を見ているから、文字内容もすっと頭に入ってきます。
ですが、テストの問題文の場合、映像はありません。理社などの場合には、図や表、グラフなどがあり、まだ分かりやすいかもしれませんが、国語の場合には、ほぼ文字情報のみです。その文字を読んで、内容を理解し、設問を解く、というのは、日頃から文字を読むことに慣れていないと、なかなか難しいはずです。
また、特に小説などの場合には、その文字情報から場面の状況を頭の中で考える必要があり、読んだ内容があやふやだと、思い浮かべることもできません。
漢字が読めないとか、語句の意味があやふやだったりすると、内容も正確には理解できないので、問題を正しく解ける状態ではありません。英語で言えば、英単語がいくつか分からず、英文の意味も十分には分からないので、設問を解けない、ということです。
特に、国語が苦手でなかなか点数が上がらない場合には、「問題を解く」以前の問題であることも多いです。
解法の丸暗記は意味なし
2023年09月25日
高校生の数学。
テストが近いからか、質問が多い。
とはいえ、質問に持ってくる問題は、ほぼ皆同じ。
「〇〇〇で場合分けするんだと思いますが、そこから先が分かりません」
で、だいたいこういう場合には、「〇〇〇で場合分けする」理由が分かってなくて、解けなくなっている場合が多い。
しかも、その「〇〇〇で場合分けする」というのは、誰に教えてもらったのか、どこから聞いてきたのか知らないが、おそらく解法の丸暗記。「〇〇〇で場合分けする」というのは、間違っていないし、そういう風にして解くけれども、その理由が分かっていない。 (ちなみに、私自身は、最初から「〇〇〇で場合分けする」という風には教えない。どうして場合分けしないといけないのか、するとしたら、どこで場合分けするのかを様々な例を出して考えさせ、その結果として、「○○○で場合分け」が必要、と教える)
答を手っ取り早く出したいのだろうけれども、入試レベルになると、解法の丸暗記で対応できるようなものではない。
時間はかかるけれども、教科書レベルを学習する段階から自分で考えることが大切。
丸暗記で、定期テストはクリアーできたとしても、範囲の広い模試や入試では、痛い目に合う。目先のことを考えるのではなく、もっとずっと先のことを考えるべきである。
大学別模試
2023年09月22日
10月~11月にかけて、各種「大学別模試」が公開会場にて行われます。高校で実施する場合もあります。
受験を希望する大学に、こうした模試が行われる場合には、受験をすすめています。
ライバルの中での自分の位置、そして自分の勉強が入試に対応できているか、また、今後入試本番に向けて何を取り組めばいいかの方向性を示してくれるからです。
合格可能性の判定も出ますので、そちらが気になってしまうことは分かりますが、2次入試までまだ3~4か月あります。その期間の勉強次第で、その判定は、いい方向にもそうでない方向にも変動します。勉強の十分でないところを客観的に指摘してくれるものとして、活用すべきと思います。
基本的には「答を書くテスト」
2023年09月21日
小中高では、学校でタブレットを使った学習も進んでいます。また、デジタル教科書の導入も順次進んでいくことでしょう。
それに伴って、入試やテストも変わっていくでしょうが、今のところは、まだ「答を書くテスト」です。
大学入試の「共通テスト」は、すべてマーク式なので、答を書くわけではなく選ぶだけですが、数学や理科では計算は自分でやって、答のみをマークで選ぶ形です。したがって、問題を見るだけですぐに答が出るわけではなく、自分で計算をする必要があります。
ですので、実際にテストで答を書けるかどうかは、テスト勉強の時に練習する必要はあります。
教科書や問題集、ノート、プリントを眺めるだけの勉強では、不十分である、ということです。確かに、私も過去に「眺めるだけで完璧に覚えて、答も正確に書ける」塾生を見てきました。ですが、そうした塾生は、35年以上教えてきた中で、未だに名前が言えるくらいの超少数です。
「なんでもかんでも書いて勉強して覚えろ」、とは言いませんが、テストの答を正確に書けるように、テスト勉強の際に書く練習は必要です。
漢字、英単語、用語などはもちろんですが、英作文、国語の記述、理社の記述などは、実際に書いてみないとうまく表現できなかったり、指定の字数内で書けなかったりします。
「勉強したけど、思うように得点できなかった」という場合の一つの原因として、「書く練習」不足はあると思います。
中1、高1から「定期テスト」で点を取って合格へつなげる
2023年09月19日
この3連休、自習室は3日間とも利用できるようにしました。
三木高生はテスト週間ですし、さぬき市の中学校もテスト週間でした。また、もちろんのこと、中3、高3受験生も大勢やってきて、満席の時間帯も多かったです。
公立高校入試の場合、いわゆる内申点と入試当日のテストの点数で合否が決まります。比重は1:1です。つまり入試といっても、半分は、中学校の時の成績(中1~中3)で決まってしまいます。その成績は、「定期テスト」の結果を中心に決められているはずです。ですから、「定期テスト」の時から、時間をかけて勉強して、高得点を取り、5段階評定で5や4をとっていけば、入試の際にそんなに困ることはないですし、入試本番勝負、ということはなくなります。
それは高校生も同じで、最近は、学校推薦型選抜や総合型選抜など、いわゆる一般入試ではない選抜方式が多くなっています。これらの場合、大学ごとに選抜の方法や基準は異なりますが、学校の成績で出願基準を定めている場合があります。
出願条件として、高1~高3の評定平均を用いている場合、やはり高1から高めの評定を取っていかないと、高2、高3になって、ヤバイと思って本気で勉強しても、平均を取りますから、高1の最初から高い評定を取っているライバルには、数字上はなかなか勝てません。
ですから、高校生も、中学生と同様に、高1の最初から、「定期テスト」で高得点が取れるように、日々の学習を行っていけば、合格へは近づいていることになります。
「推薦入試は考えず、一般入試を受験する」という場合でも、結局は、日々習った内容が基になって一般入試も出題されるわけですので、「定期テスト」の時に勉強しておくことが必要であることは言うまでもありません。