高3生の質問
2021年05月08日
「先生、質問いいですか?」
「いいよ」
「この問題の解説の5行目までは分かるんですけど、6行目のところから分かりません。」
「どれどれ・・・。これね。」
というやり取りの後、疑問点を解消すべく説明するわけですが、だいたいの場合には、最後まで説明しません。
というのは、私が説明する途中で、
「あっ、」 とか、 「そうかっ、」
と納得して、それ以上説明する必要がなくなるからです。
そう口から出るということは、その解法を知っているわけで、解く際には気づかなかったということです。高1・高2の段階で学習している内容ですね。
ですから、高1・高2生には、特に、定期テストの際に、テスト範囲の問題は、完全に理解しておくように常に言っています。定期テストの時に、一夜漬けで勉強してしまったら、恐らくその先困ることになってしまいますので。
そういう意味でも、テスト前のみの勉強にならないように、日々の学習の重要性を説いています。ましてや、定期テストの過去問をやるなど、その場限りの勉強は、もってのほかです。
テスト範囲が分からなくても勉強はできる
2021年05月07日
「中間テスト」のテスト範囲が発表されていなくても、テスト勉強はできます。
明らかに言えるのは、4月の最初から今までに習ったところは、テスト範囲になります。通常は。
また、中1、高1は除きますが、前学年の3月に学習した内容もテスト範囲に含まれることが多いです。特に、中2、中3生は。
ということで、テスト発表を待たずとも勉強はできるのです。
そもそも、テスト前だからといって、テスト勉強を始めるようではいけません。日々、予習・復習・宿題に取り組んでいれば、テスト前にそんなに慌てる必要はないはずです。日々の学習に勝るものはありません。
勘違い
2021年05月06日
今は、高校生も中学生も、どの学年も部活があって、平日は夜の時間帯にしか、塾に来れない塾生が多いです。これは、仕方ありません。
で、夜に塾に来て、授業なり、自習なり、2~3時間の学習をする。勉強した気持ちになる。あ~、今日は勉強した!
確かにそうです。勉強したことには違いありません。正しいです。
ですけど、みんなそうですよね。塾に来てる人もそうでない人も、夜にしか、勉強する時間はないのです。今の時期は。だから、結局そんなに差はついてないのです。時間的には。
では、勝つにはどうするか? 勉強時間を増やすか、効率を上げるしかないですね。勉強時間を増やせるなら増やせばいいですが、学校での生活時間もありますから、そんなに睡眠を減らすわけにはいきません。もちろん、スマホいじってる時間は減らせるとは思いますが。
5分、10分といったスキマ時間を活用する、スマホに触れない時間を作って集中して取り組むなど、工夫が必要ですね。
差をつける1週間
2021年04月28日
明日から、いわゆるゴールデンウィーク。学校によっては、1週間休みのところもあるようです。
学校の授業がほぼないということは、日々の予習、復習も少なくなるわけで、自分で計画して実行できる勉強時間が増えるということでもあります。
チャンスです。
ライバルに差をつけるなら、合格に一歩近づきたいなら、この1週間を活用したいですね。
そのためには、まずは、規則正しい生活を送ること。いつもと同じ時間にまず起きる。朝食を食べる。それができれば、午前中の時間も確保できます。また、午後も夜も時間が取れます。起きるのが遅くなると、午前中の勉強時間が短くなってしまって、生活リズムが後にずれてしまって、思うように勉強時間が取れないのです。
休憩も取りながら、効率よく勉強するには、まずは、朝いつも通りに起きること、これが大切です。
個別演習型指導に少しずつ慣れていく
2021年04月23日
個別演習型指導に慣れるには、ちょっとだけ時間がかかります。動きというか、次に何をすべきか、というのは、個々に違いますし、私が少しずつ教えていきます。
宿題を個々に伝えていく関係上、定時よりも早めに宿題の指示を個々に出していきます。中2~高3生は、終了時刻までまだ時間があっても、個々にやるべきことを見つけて、時間いっぱい取り組んでいます。もちろん、私が指示をしたわけではありません。ですが、中1生はまだ不慣れなので、その時間がうまく活用できていない場合もありますね。上級生のように自分でできるように、指示をしていきます。
上級生も1年前に入塾したときには、不慣れであったのに、この1年間でこれほどまで変わったのか、と実感できる最近の日々です。
「名門模試」返却
2021年04月22日
中1~中3生の「名門模試」の成績表が返ってきましたので、今日から返却します。
全国名門公立高校を目指すライバルたちと競いましたが、1桁順位の好成績も何名かいました。
今回の好成績に満足することなく、より高得点を目指して勉強を続けていきましょう!!!
高校生が「習っていません」とは言うけれど・・・
2021年04月21日
中学生と高校生の勉強は、全く違う別ものだ、ということは、何回もここでも書いています。
質問に来た高校生が、
「この問題習っていません」
ということがたまにあります。
実際に問題を見ると、そんなことはないです。内容はすでに習っています。
ですが、問題文をよく読まないとその内容に辿り着かない、とか、問題文の条件を使ってあることがらを導き出した後、その内容を使う、とかなのですね。中学校の時みたいに問題文を読んだらすぐに答えが出るとか、パターン化されているわけではないのです。
まあ考えることが必要なんです、高校生の学習は・・・。すぐに答えが出るってことは少ないですからね。
間違いから成功は生まれる
2021年04月20日
問題を解いていると、当然のことながら、間違った問題も出てきます。
でも、その「間違い」というのは悪いことではありません。勉強する上では、好材料です。なぜなら、その「間違った」問題を解けるようにすれば、確実に得点は上がるからです。
ですから、間違いを恥じる必要はありません。「ああ、良かった。間違いが見つかって。ここを勉強すればいいんだね。」と感謝しないといけないのです。私が指導する際中も、その間違ったところを念入りに指導し、練習問題を解かせます。実際に自力で解けるようになるまで、練習です。
「間違い」を恥ずかしい(?)と思って、隠したがる場合もあるかもしれません。間違ってるのに、「あっ、そうか。そうだった、本当は分かってるから」と自分に甘く、こっそり消しゴムで消して正しい答えを写して〇をつける、これは成績が伸びない一例です。恐らく、間違い=悪いこと、と意識してるからだと思います。
間違いこそ、勉強材料ですし、成功を導く材料です。
40分で1問?
2021年04月19日
「40分で1問解けた」
これって、ある高校生の感想です。
40分もかかりすぎ、と思われるかもしれませんが、高校生の数学なら、このくらいかかることはあります。特に、入試問題だとこのくらいはかかります。入試問題に慣れていない、高1、高2生だとなおさら。
それに、そんなに簡単にスラスラ解けるわけではないですから、40分間ずっと手が動いてるわけでもありません。どうやれば解けるのか、考えている時間もそれなりにあります。
で、中学生の時に、「これが出たらこうする」みたいな感じで受験勉強をやってきた場合には、じっくり考える姿勢ができていないですから、困るわけです。高校の学習は、中学校の学習とは全く異なります。より自発的に取り組むことが要求されます。
高1生も、そろそろ高校の授業が本格化してきて、その違いに戸惑う頃です。高校の学習内容、量に対応できる勉強のやり方に変えることが大切です。
高校入試の昨年度「競争率」は、現実とは異なっていますからね。
2021年04月17日
これは、香川県の公立高校入試だけかもしれませんが、「競争率」について、注意事項をお伝えしておきます。
香川県公立高校の「競争率」について、香川県教育委員会が発表している「昨年度競争率」は、出願締め切り時の「競争率」であって、入試当日の「競争率」ではありません。実は、出願したものの入試当日には受験しない「欠席者」がいます。主に、高専の合格者ですが、こうした欠席者も含んだままの「競争率」を表示しています。
例を挙げます。
高松桜井 の例です。
【平成31年度入試】定員280名 出願313名 ⇒ 出願時競争率1.12倍
入試当日の欠席者25名(つまり受験者288名) ⇒ 受験日競争率1.03倍
それで、翌年の高校入試の出願時に発表される、高松桜井の「昨年度競争率」には、1.12倍と表示されます。もちろん、「昨年度志願変更締め切り後」と記載されているので、誤りではないのですが、実質の倍率とは異なるのです。
例年、欠席者が多い高校は、高松桜井、高松西などです。来年もそうなるとは限りませんが・・・。
ほとんどの高校は欠席者は数名程度ですが、募集定員の少ない場合には、定員割れとなる場合もあります。過去には、三木高校(文理)でも、志願変更締め切り時では定員よりも多く出願者がいたものの、当日欠席者が複数名いて、定員割れになったことが何回かあります。ですが、それは、上記の通り、翌年の「昨年度競争率」には反映されないので、ご存じでない方も多いかもしれません。
じゃあ、どの高校に何人欠席者がいたのか、というのは知りたいかもしれません。実際、入試当日の夕方には県教委のHPに掲載されますので確認可能です。が、高校入試が終わると削除されます。出願者数や合格者数の情報は載ってますが、欠席者数の情報はありません。(今春の入試に関しても、出願者数や合格者数は、今日現在も県教委のHPに掲載されています)
私は高校別の欠席者数は毎年調べて、データ化しています。